お悩みタイトル【フードの選び方・避けたほうがいい合成化合物】

初めてワンちゃんを飼いました。避けた方がいい合成化合物やお勧めのフードの選び方はありますか?

ニックネーム:やんちゃboy
ペット:海(うみ)(犬・豆柴)【性別:男の子】【ペットの年齢:7か月】

やんちゃboyさん、海(うみ)ちゃん、こんにちは!
大切なワンちゃんのご飯は安全安心なものを選びたいですよね。
合成化合物はドッグフードの酸化を防いだり、保存期間を長くしたり、見た目の発色を良くするために使用されています。
ペットフードに使用する際には、安全に使用することができるよう法律(※1)で上限が定められています。
動物病院では添加物についてご質問をいただくことは意外と少なかったように思いますが、今回は「発がん性」があるため避けた方が良いと言われる添加物をいくつかご紹介します。
・着色料(タール色素:赤色2号、赤色3号など)
・発色剤(亜硝酸ナトリウム)※2
・酸化防止剤(BHA、エトキシキン)※3

また、合成ミネラルやビタミンなどが添加されていても「無添加」という表記をすることができます。ドッグフードの原材料については、使用しているもの全てをパッケージへ記載することが決められていますので、気になった際はまずはパッケージを確認してみましょう。そして心配なことがあれば相談窓口などに問い合わせてみてください。

フードを選ぶポイントとしては基本的にワンちゃんの年齢や、体型が大きく関わってきます。
例えば、体が小さなワンちゃんであれば小粒タイプのご飯、パピーであれば成長期に伴いたくさんのカロリーが必要となるため、カロリーが高めに作られているパピー用のフードを選ぶなど愛犬にあったご飯を選んであげましょう。
また、食物アレルギーなどがある場合には、アレルギー専用フードにしたり、原因となる食材が入っていないものを選ぶ必要がありますのでかかりつけの獣医師さん相談してみてくださいね。フードには年齢や体重に基づいた給与量が設定されていますがこの量はあくまでも目安です。与えているおやつやトッピングの量、運動量などに併せて適正体重をキープできるように調整してあげましょう。

※1:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)
※2:発色剤とはお肉の色をよりおいしそうな色へ見せるためのもの。ドライフードよりウェットタイプのフードに使用されることが多い傾向
※3:発がん性についてはあくまでも安全性を確認するための実験での報告。ワンちゃんでの発がん性は現時点では報告されていません。

わかば先生に聞いてみよう!

獣医さんとしてはまだまだ"若葉マーク"だけど、動物を愛する気持ちは誰にも負けないわかば先生。
一般的な記事や動画ではなかなか取り上げられない疑問や不安を一緒に学びながら解消してくれます。
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