お悩みタイトル【涙やけ】

涙やけ対策方法を教えて下さい。
涙やけようのドックフードに効果はありますか?

ニックネーム:ののん
ペット:【犬】ぴの(チワワ)【性別:女の子】【ペットの年齢:3歳】

ののんさん、ぴのちゃんこんにちは。

涙やけの対策方法が知りたいというご相談ですね。

まず、涙やけの原因から探していきましょう。
一般的に涙やけの原因となる代表的なものを2つ紹介させてください。

1.アレルギー
アレルギーといっても涙やけの原因になりうるものとして主に、食物中の成分に対して過剰に免疫反応を起こす「食物アレルギー」、
ハウスダストや花粉等の環境アレルゲンに対して過剰に免疫反応を起こす「犬アトピー性皮膚炎」の2つが多く見られます。
ののんさんが心配しておられるのは「食物アレルギー」ではないでしょうか。

一般的に涙やけ対策に効果があるとされるドッグフードの特徴として、
①合成添加物が配合されていない
②アレルゲンとなりうるタンパク質を避けている
③腸内環境を改善する成分が配合されている
④水分が多く含まれている
などが挙げられますね。

ドッグフードを変えると涙やけが改善したというワンちゃんは多いようですね。
しかし、ぴのちゃんに合ったフードを探すには複数種類のドッグフードを試す必要があるかもしれません。
そんな時は獣医さんに相談をして、アレルギー検査を受けてみるということも一つの手段ですね。

2.目や瞼の異常
目や瞼の異常で涙が多く出てしまう、もしくは涙がうまく排泄されないことも涙やけの原因として多く見られます。

涙やけを起こす疾患としては、下記のようなものが考えられます。
鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)・・・先天的な異常や炎症による粘液の閉塞などにより、鼻涙管(目から鼻にかけての涙の通り道)が詰まってしまう状態
逆さまつげ・・・まつ毛が何らかの原因により、外側ではなく内側に向かって生えてしまっている状態
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)・・・眼がしらの下まぶたが内側に巻き込まれ、まぶたの毛が眼に接することで刺激となり流涙症を起こす状態
マイボーム腺機能不全・・・まぶたのマイボーム腺(脂を出す腺)の機能が加齢やホルモンバランス、細菌感染などにより落ちてしまい涙が流れ落ちる状態

上記のような疾患が原因となっていることもありますので、一度かかりつけの獣医さんに相談してみましょう!

涙やけ対策の商品として、目の周りを拭くシートや指にはめて使用する指サック型のシートなども活用してみてもいいかもしれませんね。

涙やけは犬種や体質、季節など色々な原因が重なっていることも珍しくありません。
目の周りを綺麗に保つにはかなりの労力が必要かと思われますが、ぴのちゃんの涙やけが少しずつでも改善されることを陰ながら応援しています。

わかば先生に聞いてみよう!

獣医さんとしてはまだまだ"若葉マーク"だけど、動物を愛する気持ちは誰にも負けないわかば先生。
一般的な記事や動画ではなかなか取り上げられない疑問や不安を一緒に学びながら解消してくれます。
Q&Aの中にない場合はフォームからお気軽に相談してくださいね。

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