お悩みタイトル【帰宅時とエサの準備の時に吠える】
帰宅した時とご飯の準備をはじめると吠え続けるのですが、声が大きく響くので、
ご近所へのご迷惑もあり、出来ればやめさせたいのですが、いろいろ試しましたがやめてくれません。
もう一匹の6ヶ月のトイプードルは飛び跳ねるだけで吠えないのですが、お兄ちゃん犬の真似をしがちなので、真似をするようになるかもと思うと、それも心配です。
ニックネーム:こたママ
ペット:【犬】兎之助(トイプードル)【性別:男の子】【ペットの年齢:1才】
こたママさん、兎之助くん、こんにちは。
兎之助くんが吠えてしまうというご相談ですね。
吠えの原因には、恐怖や警戒、寂しさなどいろいろな理由がありますが、
兎之助くんは帰宅時とごはんの準備の時に吠えてしまうということで
大好きな物(飼い主さん、ごはん)を待ちきれなくて、嬉しくて吠えていると考えられます。
これは「興奮吠え」というもので、兎之助くんには「吠えないといいことがある」と思ってもらう必要があります。
こたママさんはもういろいろと試しているとのことですので、
方向性の違うトレーニング方法をいくつかご紹介しますね。
【帰宅時:静かになるまで無視をする】
表題の通り、吠えなくなるまで無視をします。
吠えている間は触らず、反応せず、目を合わせないようにしてください。
可愛いと触ってしまいたくなるかもしれませんが、ここは毅然とした態度でいてくださいね。
そして、兎之助くんが静かになったら「静かに」かまってあげます。
ここでまた興奮してしまうと良くないので、吠えない程度に褒めてあげてください。
また、いつもより長いお留守番の帰宅時に興奮してしまうのは仕方ない部分もありますので、
トレーニングを始める際は長いお留守番からではなく、短いお留守番から始めてあげてください。
短いお留守番から練習し、徐々に時間を延ばしていくと効果的です。
この方法で一番大切なのは、ご家族全員でルールを統一することです。
こたママさんが完璧に対応しても、他の家族の方が吠えることを許していたら
兎之助くんは吠えることをやめてくれません。
兎之助くんが混乱しないためにも、ご家族で確認してくださいね。
【帰宅時:コマンドの精度を上げて落ち着く状況を作る】
兎之助くんは「おすわり」「伏せ」「ハウス」「待て」はできるでしょうか?
もしできるのならば、それが「どんな状況でも」できるよう練習します。
最初は落ち着いている日常の中(お部屋でののんびりタイムなど)で、
次に少しだけ変わった状況(いつものお散歩道など)、
変わった状況(興奮していないが初めて行く場所、うるさい散歩道)、
興奮している状況、と少しずつ慣らしていきます。
この時大切なのは、ご褒美を見せびらかしてトレーニングをしないことです。
このトレーニングは日常で行う必要があるため、常にポケットなどにご褒美を入れておき
ランダムでご褒美をあげるようにしてください。
最初は毎回ご褒美をあげ、だんだん確率を低くしてランダムにします。
ご褒美を「おやつ」にしてしまうと太ってしまう可能性が高いので、
普段あげている1日分のごはん(フード)のうち、3分の1をご褒美としてあげると良いでしょう。
日常の中でランダムにご褒美があることで、「飼い主さんの言うことに耳を傾ける」という習慣が付きます。
『吠える<コマンド』になれば、コマンドを出すことで吠えることをやめてくれる可能性が高いです。
このトレーニングは帰宅時の吠えを防ぐだけでなく、外で危険な状況(リードがちぎれるなど)になったときにも使えます。
少し根気が必要ですが、応用の幅が広いためぜひ試してみてくださいね。
【帰宅時:NG】
どの方法でトレーニングするとしても、気を付ける点がいくつかあります。
まず、テンションをあげる帰り方をするのは良くありません。
私もやってしまいがちですが、「ただいま~~!!」と帰ってしまうと興奮が倍になってしまうため
あまり興奮させないよう動作を小さく、声も大きくしないよう、落ち着いた態度で帰宅することをおすすめします。
また、「お留守番」が特別になってしまうと「帰宅」も特別なイベントになってしまいます。
そのため、出かける際は静かに出ていき静かに帰るようにしましょう。
【ごはん準備時:吠えたら準備をやめる】
表題の通り、吠えたら準備をやめます。
ですが、絶えず吠えるわんちゃんを前に、実際に準備の途中で都度中断するのは簡単なことではないと思います。
そのため、ごはんの準備をしているときは吠えていても無視、準備ができたら静かに鳴き止むのを待ち
鳴き止んだらあげる、を繰り返します。
わんちゃんは繰り返すことで覚えるため、手間はかかりますが
「準備(3分の1)→静かになったらあげる→準備(3分の1)→静かになったらあげる→準備(3分の1)→静かになったらあげる」
とすると早く覚えてくれるかもしれません。
この時、「ごはんが来たから(準備ができたのがわかったから)吠えるのをやめる」であげるのではなく
少し待って、確実に自分から吠えるのをやめたときにあげるようにしてください。
【ごはん準備時:コマンドの精度を上げる】
こちらは帰宅時と同じ内容になりますが、『興奮<コマンド』、「コマンドを聞くといいことがある」と
思ってもらえるといろいろなしつけが容易になります。
ごはんの場合は、「ハウス」ができると一番の近道になります。
「ごはんを食べる場所」「入ればごはんがもらえる」と思ってくれるようになれば、
準備中に吠えるよりも先にハウスに入るようになります。
【ごはん準備時:NG】
ごはんに限らずですが、吠えているときにあげてしまうと「吠えるといいことがある」と
思わせてしまう可能性があります。
そのため、吠えているときに「わんちゃんにとってプラスになること」をしないよう注意が必要です。
【兄弟が真似をしないように】
お家にはもう1人わんちゃんがいるということで、お兄ちゃんのトレーニングを一緒にすることをおすすめします。
飛び跳ねるということなので、「おすわり」を中心に落ち着くことに慣れられると良いですね。
また、お兄ちゃんを見ていて「吠えるといいことがない」というのもわかると思いますので
あまり焦る必要はないでしょう。
以上、吠えのトレーニングについていくつかの方法をご紹介しました。
「これが絶対に正解!」というものはないので、兎之助くんに合ったトレーニングができると良いですね。
こうして方法を紹介するのは簡単ですが、トレーニングをするこたママさんも、落ち着く練習をする兎之助くんも習慣にするのは簡単ではないですよね。
根気が必要ではありますが、もし疲れてしまったら休憩も大切です。
帰宅時に関しては「かまわない」他ありませんが、
ごはんの準備時の吠えに関しては自動給餌器を使うと準備の時の吠えはなくなると思います。
こたママさんも兎之助くんも無理せず、楽しく興奮吠えが治るよう祈っています。
兎之助くんが吠えてしまうというご相談ですね。
吠えの原因には、恐怖や警戒、寂しさなどいろいろな理由がありますが、
兎之助くんは帰宅時とごはんの準備の時に吠えてしまうということで
大好きな物(飼い主さん、ごはん)を待ちきれなくて、嬉しくて吠えていると考えられます。
これは「興奮吠え」というもので、兎之助くんには「吠えないといいことがある」と思ってもらう必要があります。
こたママさんはもういろいろと試しているとのことですので、
方向性の違うトレーニング方法をいくつかご紹介しますね。
【帰宅時:静かになるまで無視をする】
表題の通り、吠えなくなるまで無視をします。
吠えている間は触らず、反応せず、目を合わせないようにしてください。
可愛いと触ってしまいたくなるかもしれませんが、ここは毅然とした態度でいてくださいね。
そして、兎之助くんが静かになったら「静かに」かまってあげます。
ここでまた興奮してしまうと良くないので、吠えない程度に褒めてあげてください。
また、いつもより長いお留守番の帰宅時に興奮してしまうのは仕方ない部分もありますので、
トレーニングを始める際は長いお留守番からではなく、短いお留守番から始めてあげてください。
短いお留守番から練習し、徐々に時間を延ばしていくと効果的です。
この方法で一番大切なのは、ご家族全員でルールを統一することです。
こたママさんが完璧に対応しても、他の家族の方が吠えることを許していたら
兎之助くんは吠えることをやめてくれません。
兎之助くんが混乱しないためにも、ご家族で確認してくださいね。
【帰宅時:コマンドの精度を上げて落ち着く状況を作る】
兎之助くんは「おすわり」「伏せ」「ハウス」「待て」はできるでしょうか?
もしできるのならば、それが「どんな状況でも」できるよう練習します。
最初は落ち着いている日常の中(お部屋でののんびりタイムなど)で、
次に少しだけ変わった状況(いつものお散歩道など)、
変わった状況(興奮していないが初めて行く場所、うるさい散歩道)、
興奮している状況、と少しずつ慣らしていきます。
この時大切なのは、ご褒美を見せびらかしてトレーニングをしないことです。
このトレーニングは日常で行う必要があるため、常にポケットなどにご褒美を入れておき
ランダムでご褒美をあげるようにしてください。
最初は毎回ご褒美をあげ、だんだん確率を低くしてランダムにします。
ご褒美を「おやつ」にしてしまうと太ってしまう可能性が高いので、
普段あげている1日分のごはん(フード)のうち、3分の1をご褒美としてあげると良いでしょう。
日常の中でランダムにご褒美があることで、「飼い主さんの言うことに耳を傾ける」という習慣が付きます。
『吠える<コマンド』になれば、コマンドを出すことで吠えることをやめてくれる可能性が高いです。
このトレーニングは帰宅時の吠えを防ぐだけでなく、外で危険な状況(リードがちぎれるなど)になったときにも使えます。
少し根気が必要ですが、応用の幅が広いためぜひ試してみてくださいね。
【帰宅時:NG】
どの方法でトレーニングするとしても、気を付ける点がいくつかあります。
まず、テンションをあげる帰り方をするのは良くありません。
私もやってしまいがちですが、「ただいま~~!!」と帰ってしまうと興奮が倍になってしまうため
あまり興奮させないよう動作を小さく、声も大きくしないよう、落ち着いた態度で帰宅することをおすすめします。
また、「お留守番」が特別になってしまうと「帰宅」も特別なイベントになってしまいます。
そのため、出かける際は静かに出ていき静かに帰るようにしましょう。
【ごはん準備時:吠えたら準備をやめる】
表題の通り、吠えたら準備をやめます。
ですが、絶えず吠えるわんちゃんを前に、実際に準備の途中で都度中断するのは簡単なことではないと思います。
そのため、ごはんの準備をしているときは吠えていても無視、準備ができたら静かに鳴き止むのを待ち
鳴き止んだらあげる、を繰り返します。
わんちゃんは繰り返すことで覚えるため、手間はかかりますが
「準備(3分の1)→静かになったらあげる→準備(3分の1)→静かになったらあげる→準備(3分の1)→静かになったらあげる」
とすると早く覚えてくれるかもしれません。
この時、「ごはんが来たから(準備ができたのがわかったから)吠えるのをやめる」であげるのではなく
少し待って、確実に自分から吠えるのをやめたときにあげるようにしてください。
【ごはん準備時:コマンドの精度を上げる】
こちらは帰宅時と同じ内容になりますが、『興奮<コマンド』、「コマンドを聞くといいことがある」と
思ってもらえるといろいろなしつけが容易になります。
ごはんの場合は、「ハウス」ができると一番の近道になります。
「ごはんを食べる場所」「入ればごはんがもらえる」と思ってくれるようになれば、
準備中に吠えるよりも先にハウスに入るようになります。
【ごはん準備時:NG】
ごはんに限らずですが、吠えているときにあげてしまうと「吠えるといいことがある」と
思わせてしまう可能性があります。
そのため、吠えているときに「わんちゃんにとってプラスになること」をしないよう注意が必要です。
【兄弟が真似をしないように】
お家にはもう1人わんちゃんがいるということで、お兄ちゃんのトレーニングを一緒にすることをおすすめします。
飛び跳ねるということなので、「おすわり」を中心に落ち着くことに慣れられると良いですね。
また、お兄ちゃんを見ていて「吠えるといいことがない」というのもわかると思いますので
あまり焦る必要はないでしょう。
以上、吠えのトレーニングについていくつかの方法をご紹介しました。
「これが絶対に正解!」というものはないので、兎之助くんに合ったトレーニングができると良いですね。
こうして方法を紹介するのは簡単ですが、トレーニングをするこたママさんも、落ち着く練習をする兎之助くんも習慣にするのは簡単ではないですよね。
根気が必要ではありますが、もし疲れてしまったら休憩も大切です。
帰宅時に関しては「かまわない」他ありませんが、
ごはんの準備時の吠えに関しては自動給餌器を使うと準備の時の吠えはなくなると思います。
こたママさんも兎之助くんも無理せず、楽しく興奮吠えが治るよう祈っています。
わかば先生に聞いてみよう!
獣医さんとしてはまだまだ"若葉マーク"だけど、動物を愛する気持ちは誰にも負けないわかば先生。
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