ケア

長毛種の飼い主必見!気をつけてもできてしまう愛猫の毛玉対策
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メインクーンやノルウェージャンフォレストキャット、サイベリアンなど美しい毛並みを持つ長毛種の猫たち。優雅な毛並みは大きな魅力ですが、その反面、毛玉ができやすいのが飼い主にとっては悩みの種。日々のブラッシングを心掛けていても、気がつくと硬い毛玉ができてしまっているかもしれません。うっかりできてしまった毛玉をどうしたらよいのか、対策方法をご紹介します。

 

毛玉はさまざまな病気の原因に

つやのある美しい毛並みを持つ長毛種の猫は変わらず高い人気を誇っています。長毛種は短毛種に比べて毛玉ができやすくブラッシングが欠かせませんが、気をつけていても、耳の後ろやわき腹、わきの下、内股など、猫が触れられるのを嫌がるところはブラッシングも行き届きにくく、気がつくと毛玉ができているかもしれません。
毛玉ができると、その部分の通気性が悪くなり、ふけや皮脂が溜まりやすくなって清潔が保ちにくくなり、ひいては皮膚炎につながる可能性も。また毛玉ができたところは、からまった毛が引っ掛かりやすくなり、皮膚が引っ張られて痛くなったり、強く引っ張られた結果皮膚が割けてしまうなどの心配もあります。見た目が良くないだけでなく、皮膚病や炎症を引き起こしたり、怪我の原因にもなりかねない毛玉は、見つけたらすぐに対処する必要があります。

 

軽い毛玉のうちにブラッシングで解消

毛玉を見つけたら、小さくもつれがひどくないうちにほぐすことを心掛けましょう。皮膚を引っ張らないように毛の根元を手でしっかりとおさえて、毛先から順番に少しずつほぐします。このとき、ほぐせれば指先で、そうでなければコームやピンブラシなどを使ってもよいでしょう。毛玉が解消したら全体にブラッシングをして、毛玉予備軍を残さないように注意を。

ひどい毛玉は思い切ってカット

しっかりと丸まってフェルト状になっていたり、コームの歯が立たずに皮膚に届かない場合は、毛玉としてはかなり重症。こうした場合、まずは毛玉の根元を片手でおさえ、毛玉の上から縦にハサミを入れて十字に切ります。この時、猫の皮膚を傷つけないよう注意し、必ず毛玉の根元に手を添えてそれより下にハサミが入らないように慎重に行います。もちろん、自分自身の手も切らないように注意を。十字に切って分けた毛玉は、それぞれの毛の根元を片手でしっかり持ち、毛先から順番に少しずつほぐしていきます。ハサミを使うので、猫が突然暴れだして怪我をしないように充分注意してください。
それでもほぐれないような硬い毛玉であれば、根元から切るしかありません。無理にほぐそうとしていじっていると、毛がゴソッと抜けてしまう可能性があることに加えて、痛い思いをした猫が今後お手入れを嫌うようになってしまいかねません。
頑固な毛玉の場合は、動物病院やトリミングサロンに連れていくなど、プロの手を借りるのも一つの方法。それ以上に愛猫に痛い思いや嫌な気持ちにさせないためにも、早めに判断するとよいでしょう。

毛玉ができないようにする日々の習慣

愛猫に嫌な思いをさせないためにも、そもそも毛玉ができないように日々を過ごすことが大切。猫が快く受け入れてくれるようにブラッシングを毎日の習慣にすることや、換毛期にはブラッシングの頻度を多くすることをまずは心掛けましょう。そして、ご飯やトイレの後には被毛についた汚れをこまめにふき取ったり、シャンプー前にはブラッシングをして、濡れた毛がからまないようにシャンプー後はきちんと乾かします。さらに、夏場はサマーカットにすることも選択肢に入れれば、毛玉ができにくくなるだけでなく、通気性がよく猫自身も気持ちよく過ごすことができるようになります。

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