知識

保護猫カフェからの愛猫の迎えかた
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猫を迎えたいと思ったとき、ブリーダーやペットショップのほかに、保護猫カフェという選択肢があります。さまざまな事情から保護された猫たちと新しい飼い主をつないでくれる保護猫カフェ。そんな保護猫カフェの活用のしかたをご紹介します。

保護猫カフェってどんなところ?

保護猫カフェとはその名の通り、さまざまな事情から保護された猫たちが一時的に暮らす猫カフェのことを指します。そこには、元々野良だった猫、多頭飼育崩壊や捨て猫などで決まった飼い主や居場所を失った猫、そして動物愛護センターや動物病院・保健所などに収容されていた猫など、さまざまな過去を持つ猫がいます。
保護猫カフェの役割は、大きく分けて2種類あります。1つは、飼い主のいない猫を引き取り、新しく猫を迎えることを希望している飼い主との出会いの場を提供すること。もう1つは、一般的な猫カフェと同じように、家で猫を飼えない人や猫好きな人たちが愛らしい猫たちと楽しいひとときを過ごせることです。場所によりスタイルは異なりますが、基本的には保護猫と人が触れ合う場であり、保護された猫たちを飼育する場であり、新しい飼い主と保護猫をつなぐ場であり、グッズ販売などを通して保護猫活動をサポートする場であったりします。
普通の猫カフェと違って人慣れしていない保護猫などもいるため、抱っこやカメラフラッシュの禁止、小さい子どもの入場を制限するなど、保護猫ファーストの独自ルールを決めている場所も多いのは保護猫カフェならでは。
保護猫カフェは、愛猫家がさまざまな形で保護猫をサポートできる場となっているのです。

 

譲渡を受ける場合のステップ

保護猫カフェから愛猫を迎えたいと考える場合、以下のような流れになります。

保護猫カフェを訪れて、猫たちと触れ合う

気になる猫がいたら、年齢や性格、譲渡条件などの説明を受ける

譲渡を申し込む

運営側からのアンケート調査や面談を受けて、互いに条件を確認する

2週間前後のトライアル期間を設け、自宅で過ごしながら猫と飼い主の相性を確認する

トライアル期間後の面談を通して最終確認を行う

一部負担金を支払い、譲渡契約を交す

正式に保護猫を迎える

 

保護猫カフェから迎えることのメリットとは

ペットショップともブリーダーとも違う、保護猫カフェから猫を迎えることの魅力はどんなところにあるのでしょうか。
ペットショップやブリーダーでは子猫が多いですが、保護猫カフェには子猫から成猫、シニア猫までさまざまな年齢の猫がいます。一般的に、初めて飼う場合や不在がちの家など、子猫よりも成猫のほうが飼いやすいとされます。また、バックグラウンドが多様なだけに性格も本当にさまざまで、いろいろな猫と出会える可能性があるのは保護猫カフェならではかもしれません。
また、保護猫カフェでは、猫たちが飼い主に引き取られていくと同時に、新しく保護された猫たちが加わっていきます。そのため、訪れるたびに顔ぶれがかわっていき、いろいろな猫と触れ合って相性を確かめ、この猫こそと思える子と巡り合える可能性が高まります。
そして、引き取ることはできなくても猫好きのゲストに可愛がられた保護猫たちは、最初のころは引っ込み思案でも人慣れしてゆき、一緒に暮らしやすい猫に育っていくことも多くあります。
多くの保護猫カフェでは、ワクチン接種や不妊治療、ノミ・ダニの駆除を行っているため、そうした心配をすることなく迎えられるのも安心です。また、そのほかの治療歴があった場合は記録が残されているため、健康状態も把握しやすいといえます。
さらに、譲渡後に飼育方法の悩みや、気になることがあるときには、保護猫を多く見てきたカフェスタッフに気軽に相談できるため、とくに初めて猫を飼うかたにとっては大きな安心材料に。次の飼い主のもとでこそ幸せになって欲しいと願うカフェスタッフからの親身なアドバイスは、保護猫カフェだからこそ得られるものかもしれません。

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