猫が気に入るトイレの整えかた29
繊細なところのある猫たち。食べ物やベッドなども大切ですが、トイレについても気持ちよく使えるものを整えてあげたいものです。今回は、愛猫が喜ぶトイレについて考え、種類の多い猫砂についてもそれぞれの特徴などをご紹介します。
トイレの数は愛猫の数+1個がベスト
猫にとって、寝床や食べ物と同じくらい大切なのが、気持ちよく使うことができるトイレの存在です。きれい好きな猫のために、用を足した後はすぐに掃除することを心がけましょう。
トイレについては、できれば愛猫の数+1個となるように用意してあげたいもの。その理由は、すぐにトイレ掃除ができないときでも、もうひとつ予備のトイレがあればすぐに用を足すことができ、ストレスなく過ごせるからです。
トイレを置く場所は、フードボウルや給水器の設置場所と離れており、なるべく静かな環境がベストです。
愛猫の気に入るトイレ環境を見極める
トイレを設置してみたものの、愛猫の使いかたがどこか変だと感じるときは、トイレを気に入っていない可能性があります。
猫は排せつ後に砂をかける習性がありますが、それをしないとなると、トイレが気に入っておらず早く出たいと思っている可能性大。トイレの大きさが合っていなかったり、屋根のあるなしなどの形状が気に入っていなかったり、猫砂がしっくりこないなどの可能性があります。
トイレのヘリや空中を掻くようなしぐさをするときは、足に付いた猫砂を取っている場合もありますが、猫砂が掻くにくいという可能性もあります。
トイレの中に入らず、フチに足をかけて排せつするときは、トイレが狭すぎるほか、猫砂が大きすぎたり硬すぎたりする可能性があります。
こうしたサインを見つけたときはトイレについて見直し、大きさや形状、猫砂の種類を変えるなどして、愛猫に喜んでもらえるトイレ環境を整えてあげましょう。
種類の多い猫砂から愛猫に合うものをセレクト
猫砂は大きくわけて6種類ほどあり、それぞれ特徴が異なります。
1番目は、再生紙などから作られる紙のタイプ。軽いために持ち運びや保管が楽で、吸水力がよく消臭力もあり、燃えるゴミとして処分しやすいので便利。デメリットとしては、軽いためにトイレの外に粒ごと飛び散やすいこと。豪快に後砂をかける猫には向かないかもしれません。
2番目は、粘土の一種である鉱物・ベントナイトでできているもの。自然の砂に近いため猫に好まれやすく、粘土なので吸水力や固まる力も強く、オシッコをがっちりと固めてくれます。消臭力もあり、燃えるゴミとして出せます。ただしそれなりの重さがあり、鉱物のホコリが舞うため掃除がやや大変になります。
3番目は、木やおがくず、ヒノキの廃材などが原料とした木製タイプ。木の自然な香りがありつつ消臭力もあり、燃えるゴミに出せます。デメリットとしては、固まる力が鉱物タイプに比べると弱く、スコップですくうときに崩れてしまいやすいこと。
4番目は、おからでできた猫砂。食べものから作られているため安全性が高く、トイレにそのまま流せるために捨てるのがとてもラク。ですが、原料がおからだけに、猫が食べものと認識してしまいトイレとして使ってくれないこともあるようです。
5番目は、シリカゲルタイプ。脱臭剤でもある素材のため、ニオイを強力に吸い取ってくれることに加え、数週間取り替え不要という製品が多いため、ふだんはウンチのときだけ掃除すればよいというケアがラクな製品。燃えないゴミとして出すのが一般的です。ただし、猫の足に付きやすく、神経質な猫だとトイレに入ること自体を嫌がってしまうかもしれません。
6番目は、固まらずに長持ちする猫砂と、長期間取り替え不要の脱臭マットやシートなどを同時に使うシステムトイレ。砂とシートの二重の消臭力を持ち、吸水力も強いためオシッコのたびに猫砂を捨てる必要がなく、ケアがらくちん。デメリットとしては、砂とシートの両方が必要なのでコストがかかることと、猫砂が独特の形状をしている場合もあり神経質な猫には向かないかもしれません。
※猫砂をゴミとして捨てる際は、自治体により廃棄物の分類が異なる場合があります。お住まいの自治体のルールに従って処理してください。
猫砂の切り替えは、猫の性格を見極めて
今まで使っていた猫砂から別のタイプに切り替えるとき、嫌がる場合もあります。なるべく猫が受け入れやすいよう、猫の性格を鑑みながら猫砂の切り替えかたを変えるのがおすすめです。
おおらかな性格の猫の場合は、猫砂を一気に切り替えても成功しやすいもの。2カ所あるトイレのうち、用を足す頻度が高いトイレをまず新しい猫砂に入れ替え、頻度の低いほうを古い猫砂のままでまずは様子を見ます。新しい猫砂のトイレでも問題ないようなら、古い猫砂のトイレも新しい猫砂に入れ替えます。
繊細な猫の場合は、少しずつ切り替えるようにしましょう。よく使うトイレのほうの猫砂をまずは2/3程度を新しい猫砂に変えて、その上から以前から使っている猫砂を1/3程度かけて様子を見ます。問題なく用を足すようなら、少しずつ新しい猫砂を増やしていきます。
どちらの場合も注意したいのは、トイレの置き場所を変えないこと。また、猫砂だけでなくトイレ容器まで一緒に替えるのは避けましょう。新しい猫砂に慣れてから、容器を替えるようにします。
猫は、猫砂やトイレ容器、置き場所、砂の汚れ、排せつのしかたなど、いろいろなところにこだわりポイントがあるもの。愛猫を戸惑わせないように注意しながら、トイレ環境を心地よく整えてあげましょう。
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